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2008 Fiscal Year Annual Research Report

胎児グルココルチコイド暴露が胎児発育と新生児期に及ぼす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20591295
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

長屋 建  Asahikawa Medical College, 医学部, 助教 (80396382)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 蒔田 芳男  旭川医科大学, 医学部, 教授 (20271778)
林 時仲  旭川医科大学, 医学部, 講師 (40322911)
藤枝 憲二  旭川医科大学, 医学部, 教授 (60173407)
Keywordsグルコルチコイド / 副腎機能 / 胎児 / 新生児 / 11β-hdroxsteroid dehdroenase type2
Research Abstract

胎児期におけるグルココルチコイド暴露は胎児発育が抑制を、さらには胎児の視床下部-下垂体-副腎系(hypothalamic-pituitary-adrenal : HPA axis)の機能低下をもたらし、生後の新生児疾患に関係すると言われている。胎盤における11β-hydroxysteroid dehydrogenase type2(11βHSD2)はコルチゾールを不活型のコルチゾンに変換する酵素で、胎盤において母由来のグルココルチコイド暴露から胎児を守る役割を持つ。研究は11βHSD2をコードするHSD11B2遺伝子の遺伝的多型がその活性に与える影響を調べることを目的とする。
初年度は在胎期間35週以下の早産児62名を対象に、出生時から生後4ヶ月までの尿検体220検体収集した。これを用いてLC-MS/MSにてステロイドプロファイルを測定中である。これにより出生時の尿中コルチゾール/コルチゾン比で11βHSD2活性を推測し、その後のプロファイルの変化で副腎機能の変化を追う。それにより11βHSD2活性と早産児における生後の視床下部-下垂体-副腎系の発達との関係を見ることができる。
次年度は、我々が保存している現在3歳になる正常新生児の臍帯血と臨床データから、11βHSD2の活性の評価と臍帯血から得られたDNAを用いてHSD11B2遺伝子のSNP解析を行う予定でいる。すでに11βHSD2の活性と出生体重には負の相関があることが知られているが、その追試とともにその後の発育変化の関係を見る予定でいる。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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