2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591310
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
富田 幸子 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (40231451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 恭子 三重大学, 医学研究科, 准教授 (00242967)
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Keywords | 冠動脈 / 発生 / 発達 / テネイシン / 形態形成 |
Research Abstract |
テネイシンは胚発生、創傷治癒、ガン転移などで一過性の特異的発現を示す細胞外マトリックスで、細胞遊走や上皮-間葉/間葉-上皮細胞転換時に関連して特異的に発現する糖タンパク質である。本年度は鳥類胚の心臓を用いて発生過程におけるテネイシン発現と血管平滑筋および血管内皮との比較を、心臓全体あるいは組織切片で検討した。その結果、テネイシンCは冠動脈開口部周囲に限局して発現し、特に血管平滑筋と共局在化していることを見出した。さらに前年度までの結果から冠血管は主に心外膜前駆組織由来の細胞から構成されることが明らかとなっているため、心外膜前駆組織を培養系に移し、テネイシンの役割を検討した。その結果、テネイシンは血管平滑筋/筋線維芽細胞を誘導し、中和抗テネイシン抗体添加では、血管平滑筋マーカーを抑制することを見出した。以上の結果から冠血管におけるテネイシンの役割は、冠血管形成時に血管平滑筋を誘導する作用があることが推測された。
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Research Products
(21 results)
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[Presentation] Endothelin type-A receptor expression defines a distinct subdomain with in the crescent-forming heart field contributing to chamber myocardium.2010
Author(s)
Asai R, Kurihara Y, Sato T, Kawamura Y, Kokubo H, Tonami K, Uchijima Y, Saga Y, Miyagawa-Tomita S, Kurihara H.
Organizer
Weinstein Cardiovascular Development Conference
Place of Presentation
Amsterdam, Netherlands
Year and Date
20100520-20100522
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