2008 Fiscal Year Annual Research Report
ラミニン由来ペプチドによる角化細胞遊走:機構解明および創傷治癒促進への応用
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20591344
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宇谷 厚志 Kyoto University, 医学研究科, 准教授 (10292707)
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Keywords | ラミニン / シンデカン / 創傷治癒 |
Research Abstract |
研究の目的 本研究はラミニン5由来の合成ペプチドの角化細胞遊走刺激効果が動物での治癒促進効果に結びつくかを検証し、最終的には局所投与により「表皮再生」を促進させる潰瘍治療薬の開発を目的とする 研究成果。a)マウス背部皮膚:C57BLマウス背部に潰瘍を作成し、活性ペプチドの皮膚創傷治癒効果を検討する。その際の至適実験条件の決定を行い以下のように決定した。ラミニン5由来の合成ペプチドペプチド濃度検定:1μg/ml.投与方法(溶液、クリームなど):水溶液.被覆材の選択(閉鎖性被覆材、ハイドロゲルなど):テガダーム被覆.以上の点につき、正常マウスで効果判定が可能であり、その再現性を検討した。 b)ウサギ耳介内側皮膚:ウサギの耳介内側皮膚を軟骨上で剥離して皮膚欠損を作成し、ペプチドを投与、組織標本を作製し、数量的に解析したところ、合成ペプチドは表皮再生を促進することを確認した。c)細胞遊走活性アッセイ:細胞遊走は1)金コロイド貪食法、3)スクラッチ法、4)スキャッタリング法で検討した.Primary角化細胞、HaCaT細胞を使用した金コロイド貪食法またはスクラッチ法によりペプチドの活性を半定量化しうると判明できた。この遊走刺激効果の機構を解明中である。
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