2008 Fiscal Year Annual Research Report
64列MDCTにおける検出能改善とさらなる線量低減技術の開発
Project/Area Number |
20591449
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
船間 芳憲 Kumamoto University, 医学部, 助教 (30380992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粟井 和夫 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (30294573)
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Keywords | Helical scan / Axial scan / AEC technique / Dual energy subtraction |
Research Abstract |
現在以下の項目において研究を行った。 1.胸部HRCTにおけるアキシャルスキャンとヘリカルスキャンの比較 2.Automatic tube current modulation (ATCM)テクニックを用いたCT線量低減の可能性と新たな線量低減手法の開発 1.の項目に関してはファントムを用いた基礎的なデータ収集、および実際の臨床例より検討を行った。臨床データは放射線科2名による視覚評価を行った。コーンビーム再構成を用いたヘリカルスキャンはファンビームを用いたアキシャルスキャンに比べて、ファントム結果では同等のコントラスト、およびアーチファクトにおいて良好であった。臨床評価の視覚評価においても、肺野内のアーチファクトはヘリカルスキャンの方がアキシャルスキャンに比べて少なく、統計学的にも有意差が認められた: Mann-Whitney U-test, P<0.05。全体的な画質に関しては、ヘリカルスキャンはアキシャルスキャンに比べて同等または良好な評価を得た。研究内容の成果はAmerican Journal of Roentgenology(AJR)の学術雑誌に発表し、国内外にインパクトを与えた。 2.の項目に関しては現状のノイズベースでの線量低減効果の検討は終了した。これは現在関連内容と合わせて論文投稿中である。さらに、CNRを用いた線量低減技術はIRBおよびインフォームドコンセントの手続きを行い、臨床研究の準備を行っている。
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Research Products
(1 results)