2008 Fiscal Year Annual Research Report
MRI-q-space法開発によるシーケンス最適化と多面体多軸解析の研究
Project/Area Number |
20591454
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
八木 一夫 Tokyo Metropolitan University, 人間健康科学研究科, 教授 (50201819)
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Keywords | q-space / 拡散解析 / シーケンス / 独自開発 / MRI |
Research Abstract |
本研究で使用する臨床機用MRI-q-space撮像シーケンスは自家設計し自家開発製作した。シーケンス開発のためのシーケンスシミューレーションはGE社製Epicシーケンス開発アナザイラーを使用した。開発したシーケンスプログラムはシミューレーションでの動作確認後、それを実機である臨床用MRI装置に搭載した。シーケンスプログラムはトライアンドエラーを繰り返し臨床機用に最適化を行った。MRIは都立駒込病院内に設置した首都大学東京実習装置を使用した。ニューロナビゲータシステムは都立駒込病院脳外科に設置した装置を使用した。MRI拡散強調画像を使用した高b値拡散解析は、IDL6.3(Research Systems社)により自家開発したDTI-Analyzerを用いた。解析に利用するq-space法およびq値(高b値)DW画像の描画表示ソフトは自家設計し自家開発製作した。研究で使用するMRI-q-space撮像シーケンスは撮像条件(MPGパルスの印加方向など)を最適化し、撮像の信頼性確認のため植物を利用したファントムを撮像対象として撮像し、MRI-q-spaceシーケンスにおける微細領域撮像について光学顕微鏡画像による計測値と比較することでμオーダーの撮像精度を実証した。さらにMRI-q-space撮像シーケンスを用いて平均年齢22歳前後の若い健常者ボランティアを対象に脳白質神経領域の撮像をおこなった。q-space撮像シーケンスで撮像されたq-space信号情報は開発した描画表示ソフトで画像表示した。これを新たにq-space画像と呼ぶことにした。健常者ボランティアのq-space画像は画像解析し、また研究用としてデータベース化中である。さらに臨床における各種脳疾患者症例を対象とした脳白質神経領域のq-space撮像と描画画像表示、画像解析を実施している。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 制限拡散を利用した脊髄損傷の経時的解析〜DTTおよびq-space imagingを用いて〜2008
Author(s)
藤吉兼浩, 疋島啓吾, 山田雅之, 百島祐貴, 北村和也, 辻収彦, 八木一夫, 松本守雄, 千葉一祐, 岡野栄之, 戸山芳昭, 中村雅也
Organizer
日本磁気共鳴医学会
Place of Presentation
旭川市
Year and Date
20080900
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