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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ブタ正常肺および家兎腫瘍肺モデルのラジオ波凝固時における組織内温度分布の測定

Research Project

Project/Area Number 20591483
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

松岡 利幸  Osaka City University, 大学院・医学研究科, 准教授 (40295697)

Keywordsラジオ波焼灼 / 肺癌 / 温度測定
Research Abstract

ブタ6匹の正常肺に対し、温度測定を行った。
全身麻酔の後、まず皮膚を穿刺した後、CT画像でモニターしながら電極のLeVeen針を肺内に進めた。電極先端が肺実質内に達したことを確認の後針を展開した。次いで、先端に温度センサーを有する細径のカテーテル型デジタル温度計を、同様にCT画像でモニターしながら経皮的に肺内に刺入した。デジタル温度計は4本使用し、2本は展開した電極針の内側に、もう2本は展開の外側に刺入し、CTで電極と温度計の距離を計測した。この後ラジオ波を通電し、通電中の組織内温度をリアルタイムに4本同時に測定した。ラジオ波通電は、組織焼灼の目安となるロールオフに達するまで行った。この際、ラジオ波発生装置をコンピューターに接続し、RFA施行中のラジオ波出力と回路のインピーダンスの経時的な変化を、リアルタイムでデータ収集した。データ収集用のソフトウェアは、我々が独自に開発したソフトウェアを使用した。デジタル温度計のデータも同時にコンピューターにて収集し、数値とグラフの両方の値を得た。1週後にブタをと殺して焼灼した肺組織を取り出し、組織観察を目的に固定標本を作製した。
今年度は3cm径のLeVeen針を用い、ブタ1匹で両下肺野の2カ所から計12個のデータを得た。またCT画像のDICOMデータも収集した。現在、これらのデータの照合と組織を観察中である。興味ある知見が得られており、成績がまとまり次第中間成績として発表予定である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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