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2008 Fiscal Year Annual Research Report

3次元培養がん細胞を用いた、ギャップ結合から見た放射線抵抗性メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 20591500
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

鳥越 総一郎  Yokohama City University, 医学研究科, 客員研究員 (20264658)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 足立 誠  横浜市立大学, 附属病院, 特別職診療医 (10468192)
太田 信介  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (30336581)
筑丸 寛  横浜市立大学, 医学部, 助教 (80217231)
光藤 健司  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (70303641)
Keywordsギャップ結合 / lindane / scrape loading assay / 放射線感受性 / コロニー形成法 / RT-PCR / Immunoblot
Research Abstract

はじめに、平面培養した3種類の頭頸部がん細胞株(CAL27・HSC4・SCC23)を材料とし、ギャップ結合阻害剤であるlindane(50microM,100microM)の存在下でのギャップ結合機能の変化の有無をscrape loading assay法により検討した。各細胞株において、上記濃度のlindane処理によりlucifer yellowの細胞間拡散に抑制傾向が見られたが、濃度依存性は認められなかった。次に、上記のうち2つの細胞株を材料とし、lindane処理による放射線(^<137>Cs-γ線)感受性の変化の有無をコロニー形成法を用いて調べた。しかし、3つの細胞株において、放射線感受性の明らかな変化は見られなかった。ギャップ結合形成因子の1つであるconnexin43のmRNA,タンパク発現をそれぞれRT-PCR,immunoblotで調べたところ、各細胞株ともにlindane非存在下でmRNAの発現は見られたが、タンパクの発現は認められなかった。上記の結果から、少なくとも実験に使用した3種類の頭頸部がん細胞株では、ギャップ結合が十分機能していない、またはギャップ結合は放射線感受性に余り関与していない可能性が考えられる。
申請書類上、本年度に計画していた3次元培養癌細胞でのconnexin43タンパク発現量・リン酸化状態・細胞内局在の検討については、本年度実施できなかったため、来年度実施する。

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Published: 2010-06-10   Modified: 2016-04-21  

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