2009 Fiscal Year Annual Research Report
電子スピン共鳴(ESR)を用いた、膵島移植における膵島障害メカニズムの解析
Project/Area Number |
20591539
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Research Institution | Clinical research Center, Chiba-East National Hospital, National Hospital Organization |
Principal Investigator |
丸山 通広 Clinical research Center, Chiba-East National Hospital, National Hospital Organization, 移植・再生医療研究部・分子生物室, 室長 (40399754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
圷 尚武 独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床研究センター, 移植・再生医療研究部・先端医療研究室, 室長 (00344979)
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Keywords | 膵島分離 / 膵島移植 / 電子スピン共鳴 / 膵島障害 / 活性酸素 |
Research Abstract |
1.電子スピン共鳴装置によるフリーラジカルの測定 ラジカルのトラップ剤として2-(5, 5-Dimethy1-2-oxo-2λ5-[1, 3, 2]dioxaphosphinan-2-y1)-2-methy1-3, 4-dihydro-2H-pyrrole 1-oxide(CYPMPO)を用い、アルコキシルラジカル由来と思われるスピンアダクトを測定し得た。 2.膵島障害モデルの作成 摘出したラット膵に30分の温阻血を加えた後に膵島を分離し、そのバイアビリティを測定した。 ADP/ATPアッセイではコントロール0.281±0.331に対し温阻血群1.631±0.554であり、WST-1/DNAアッセイ(120分)では0.255±0.173対0.096±0.112であった。いずれも温阻血モデルにおいて有意にバイアビリティの低下を認めた。 今後は各膵島障害モデルにおいてフリーラジカルを測定していく予定である。
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Research Products
(3 results)