2010 Fiscal Year Annual Research Report
免疫細胞活性化カラムを用いた体外循環治療技術を併用した癌ワクチン療法の開発
Project/Area Number |
20591552
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
伊藤 剛 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (40420707)
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Keywords | 実験外科学 / 外科腫瘍学 / 腫瘍免疫学 |
Research Abstract |
CD4/CD8陽性T細胞、CD25/CD4陽性制御性T細胞および樹状細胞などの免疫担当細胞の生体内分布の変化について、体外循環前後での末梢血あるいは脾臓内の免疫担当細胞プロファイルを抗体染色とFACSで検討した。NK細胞とT細胞の活性について体外循環カラム治療前後で誘導される細胞を用いて、細胞障害性試験やPhytohemaggulutinin(PHA)をmitogenとしたリンパ球混合試験(Mixed lymphocyte reaction ; MLR)により測定した。 基礎実験で証明された、同カラムの有する免疫抑制物質吸着作用による、癌ワクチンの増強効果についてのインビトロにおける効果を確認するための実験を行った。担癌ラットモデルにおいて実際の癌ワクチン療法での免疫学的効果の増強作用についての検討を行った。 同カラムを利用することによって免疫抑制状態にある担癌動物においても一定の免疫学的反応の増強効果を認める事が示唆された。 さらにこれらによるワクチン効果が実際の動物実験において抗腫瘍効果を発揮しうる事が示唆される事がわかった。
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Research Products
(3 results)