2009 Fiscal Year Annual Research Report
GISTにおけるがん幹細胞の同定と機能解析;グリベック耐性克服を目指して
Project/Area Number |
20591579
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
才川 義朗 Keio University, 医学部, 講師 (00225682)
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Keywords | GIST / がん幹細胞 / グリベック |
Research Abstract |
今年度の研究において、GIST臨床検体(n=26)GIST7及びGIST22より2株の初代培養細胞(GIST7.3およびGIST22D6)の樹立に成功した。これら初代培養細胞の腫瘍形成能の評価をSCIDマウスへの皮下移植により評価した結果、GIST7.3で腫瘍形成を確認することができた。GIST22D6は、現在評価中である。また、GIST7.3由来Xwnograftの病理解析では、紡錘状の組織像を有し、免疫組織染色ではKITが陽性であった。フローサイトメーターによるCD133の発現解析では約2%のCD133陽性細胞を検出した。 一方、CD133の病理学的検証では、病理標本(パラフィン切片)用いて免疫染色法により評価をおこなった。症例背景は、症例数;62例、性別;男性33例/女性29例、年齢;26-86歳、Size;1.5-23cm、Delle+/-;12例/38例、KIT陽性率;95.2%、CD34陽性率;98.4%、Mitotic rate(/50HPF);0-5(43例)/6-10(9例)/11-(7例)、Risk;Low(29例)/Intermediate(20例)/high(11例)である。判定結果として、CD133陽性率は80.6%(50/62)であり、GISTに対する特異性が示された。
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Research Products
(1 results)