2008 Fiscal Year Annual Research Report
大腸癌に対するメトロノミック化学療法における循環血管内皮前駆細胞の意義
Project/Area Number |
20591597
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
緒方 裕 Kurume University, 医学部, 准教授 (20177124)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 英嗣 久留米大学, 医学部, 助教 (40421317)
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Keywords | Metronomic chemotherapy / CPT-11 / Bevacizumab / 循環内皮前駆細胞(CEP) / 循環血管内皮細胞(CEC) / Colon cancer |
Research Abstract |
1. マウス背部皮下腫瘍移植モデルを用いたCPT-11およびBevacizumabによる抗腫瘍効果の検討KM12SM 10^6 cells/0.2ml PBSをヌードマウス背部皮下に移植し、CPT-11の総投与量を40mg/kg/2 weekに設定し、2週間隔投与群(MTD投与)、低用量頻回投与群(2回/1週)(metronomic投与)に分け腫瘍径約5mmの時点よりそれぞれCPT-11の腹腔内投与を開始した。コントロール群に比べ治療群では有意な腫瘍増殖抑制効果が認められた。さらにMetronomic群はMTD群に比べ有意に強い増殖抑制効果を示した。5mg/kgを2回/1週のBevacizumabとMetronomic CPT併用では、さらに強い抑制効果がみられた。 2. 循環内皮前駆細胞(CEP)および循環血管内皮細胞(CEC)の測定 Metronomic群ではDay15におけるCEPはコントロールに比べ有意に低値であり、Metronomic therapyのCEPに対する持続的抑制効果が示唆された。さらに特異的な血管新生阻害剤であるBevacizumabの併用により強いCEP抑制効果が認められた。 以上より、大腸癌に対するCPT-11低用量・頻回投与(Metronomic chemotherapy)は持続的な血管新生抑制による抗腫瘍効果が示唆された。さらに腫瘍組織における血管密度など検討する予定である。
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Research Products
(3 results)