2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591697
|
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
片岡 和夫 Kinki University, 医学部附属病院, 教授 (10221178)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 恭史 近畿大学, 医学部附属病院, 准教授 (50220413)
内山 卓也 近畿大学, 医学部附属病院, 講師 (50278686)
中村 英剛 近畿大学, 医学部附属病院, 講師 (00268400)
木本 敦史 近畿大学, 医学部附属病院, 助教 (10309304)
渡邉 啓 近畿大学, 医学部附属病院, 助教 (60441044)
|
Keywords | 脳動脈瘤 / 未破裂 / クモ膜下出血 |
Research Abstract |
本研究では一般人口における未破裂脳動脈瘤の頻度の調査が必要である。まず最初に当病院脳神経外科外来においてどのような症状において未破裂脳動脈瘤の診断が可能なMRI,MRA検査を施行しているのかを調査した。脳神経外科初診患者連続200例の症状、施行した検査を検討した。受診のきっかけとなった症候は頭痛15%、めまい感・浮動感16%の非特異的症状が多数を占めた。MR,CTの画像診断は多数の患者が希望し、MRは16%,CTは19%の患者に施行した。これらの症例の中で実際に脳神経外科治療を行ったのは3%にすぎなかった。この件等は第67回日本脳神経外科学会に発表した。現在、引き続き脳神経外科外来患者で脳MRI,MRAを施行した場合、脳動脈瘤発生とクモ膜下出血に関する生駒スタディについてのインフォームドコンセントを行い、患者の登録とMRI,MRA所見の検討を行っている。当病院における脳動脈瘤治療例は2007年は21例、2008年では34例であった。2008年症例はクモ膜下出血例が16例、未破裂脳動脈瘤の治療例が18例であった。治療方法は開頭による脳動脈瘤頸部クリッピング術が15例、血管内治療による脳動脈瘤塞栓術が19例であった。これらの勝利絵についての現在、治療の契機となった症状発現前に頭部について施行されたCTやMRI,MRA検査の有無とその所見について検討中である。少なくとも3例については以前にMRI,MRAが施行されているのを確認している。さらに2007年2006年の症例についてもレトロスペクティブに検討を行っている。
|
Research Products
(1 results)