2010 Fiscal Year Annual Research Report
下垂体幹細胞の分化運命決定機構の解析および下垂体再生医療への応用
Project/Area Number |
20591711
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
北条 雅人 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (60372588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80224369)
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Keywords | 下垂体 / Hes1 / Hes5 / Hesr1 / 発生 / 前葉 / 中葉 / 後葉 |
Research Abstract |
Notchの下流因子のHes1、Hes5、Hesr1の下垂体発生における機能に関して、ノックアウトマウスを用いて解析しすることが研究の目的である。Hes1とHes5、Hes1とHesr1とは互いに相補的に働くことが知られており、ダブルノックアウトマウスの解析が必要となる。しかし、これらは胎生早期に致死的であり、下垂体特異的コンディショナル・ダブルノックアウトマウスの解析を行った。これまでに、Hes1およびHes5の下垂体特異的コンディショナル・ダブルノックアウトマウスを作成・解析し、Hes1とHes5が下垂体幹細胞の維持と各ホルモン産生細胞への分化運命決定を制御することを証明した(萌芽研究)。 昨年度までに、新たにHesr1の下垂体発生における機能解析を行った。Hes1とHesr1の下垂体特異的コンディショナル・ダブルノックアウトマウスの作成、解析を行った。今までに確立してきたEmx-Creマウスを用いたシステムで、Hes1とHesr1の下垂体特異的コンディショナル・ダブルノックアウトマウスを作成し、解析した。 今年度、Hes1とHes5のノックアウトマウスをさらに詳細に検討した。結果として、Hes1 (-/-) ; Hes5 (+/-)マウスにて、下垂体後葉の欠損を同定した。さらに解析することにより、下垂体後葉のpituicyteが欠損していることが判明した。さらに解析することにより、後葉の前駆細胞の存在する部分を同定することができた。現在、論文作成中である。
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Research Products
(2 results)