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2008 Fiscal Year Annual Research Report

乳癌骨転移に対する新規保存的治療法についての基礎研究-ヒアルロン酸制御による-

Research Project

Project/Area Number 20591751
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

西田 佳弘  Nagoya University, 医学部附属病院, 講師 (50332698)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 筑紫 聡  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助手 (90378109)
細野 幸三  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (40402599)
Keywords糖鎖 / 乳癌 / 骨転移 / ヒアルロン酸 / 保存的治療
Research Abstract

乳癌細胞株(MDA-MB-231)におけるヒアルロン酸合成酵素(HAS-1,-2,-3)はHAS-2,HAS-3が高く発現しており、ヒアルロン酸の細胞膜上受容体CD44の発現も確認できた。また骨肉腫細胞では細胞周囲マトリックス形成が旺盛な実験系を使用したことから、この乳癌細胞株での細胞周囲マトリックス形成を検討したところ、ほとんど形成していなかった。骨肉腫ではヒアルロン酸制御が細胞外マトリックス形成阻害を介して抗腫瘍効果を現すが、乳癌細胞ではこれとは異なったメカニズムによって抗腫瘍効果を発現すると予想された。
薬物投与による抗腫瘍効果解析
in vitro:単層培養した乳癌細胞株(MDA-MB-231)に対してヒアルロン酸合成を阻害する4-MU(4-methylumbelliferone)を投与、あるいはヒアルロン酸オリゴ糖(低分子量)を投与して抗腫瘍効果をMTT assay(増殖度)、motility assay(細胞の進展)、matrigel invasion assay(浸潤能)、ヒアルロン酸の合成・蓄積に対する効果はそれぞれHASに対するquantitative RT-PCR、ビオチン化ヒアルロン酸結合タンパクを用いたヒアルロン酸染色(immunocytochemistry)にて検討した。
ヒアルロン酸の産生を阻害する4-MUで、抗腫瘍効果が認められた。またオリゴ糖投与についても抗腫瘍効果が認められた。
in vitro:ヌードマウスの脛骨内にヒト乳癌細胞(MDA-MB-231)を移植し、骨融解性の骨転移モデルを作製。技術的に安定したモデル作製可能となった。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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