2009 Fiscal Year Annual Research Report
軟部肉腫に対する抗血管新生療法確立のための基礎的研究
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20591762
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| Research Institution | Sapporo Medical University |
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Principal Investigator |
加谷 光規 Sapporo Medical University, 医学部, 講師 (10398315)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 卓郎 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (00244369)
山下 敏彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70244366)
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| Keywords | 軟部肉腫 / 遠隔転移 / 局所浸潤 / 血管新生 |
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| Research Abstract |
軟部肉腫の局所浸潤能あるいは肺転移形成能と血管新生の関連を検討することが本研究の目的であった。高齢者四肢に好発する軟部肉腫である粘液型繊維肉腫は、局所浸潤能が高く、腫瘍周囲の筋膜に異型細胞が広がっている事が知られている。当科で加療を行ったため、当科で加療を行った粘液型繊維肉腫症例においても全症例で腫瘍周囲の筋膜への異型細胞の広がりを確認している。腫瘍切除後の局所再発の危険因子を検討したところ、不十分な切除遠に加えて、骨あるいは関節に腫瘍が接している事が、局所再発の危険因子である事をわれわれは報告した。
本年度は、血管新生の亢進が粘液型繊維肉腫の局所再発に関連していないかを検討する。粘液型繊維肉腫症例の原発腫瘍のパラフィン切片を作製し、血管新生誘導因子Vascular Endothelial Growth Factor(VEGF)に対する免疫染色を行い、VEGF陽性群と陰性群の2群に分類する。この2群間での後ろ向き検討を行い、局所再発の出現率を検討する予定である。
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