2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591772
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Research Institution | Research Institute, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Disaeses |
Principal Investigator |
山村 倫子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), 研究所, 研究員 (50342994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 克仁 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), 部長 (40211338)
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Keywords | 肉腫 / 腫瘍溶解性ウイルス / 標的遺伝子療法 |
Research Abstract |
BACmidを含むd12.CALPf△RRとd120DD△RRのウイルスDNAを大腸菌でMaxi-prepし、次世代シーケンサーを用いたショットガンシーケンス法で、ヘルペスウイルスゲノムの繰り返し配列を除く塩基配列の決定を継続した。遺伝子挿入領域はPCRによるダイレクトシーケンスを行い、部分配列を決定した。特に昨年度配列決定したHSV-1のチミジンキナーゼ遺伝子以外の塩基配列につき、次世代シーケンサーを用いた配列決定とショットガンシーケンス法により、ICP6遺伝子の組み換え配列挿入部位の塩基配列をd12.CALPf△RRとd120DD△RRのウイルスDNAについて解析した。 BACmidを用いて増幅し精製したd120DD△RRのウイルス粒子が、FACSで分離したCD133(Low/-)/CD44(+)分画の培養中皮腫幹細胞分画に対して、腫瘍溶解作用をもつことを確認した。さらに、抗がん剤や分子標的薬に抵抗性を示した培養肉腫細胞(平滑筋肉腫)に対して、d120DD△RRが強力な腫瘍溶解作用をもつことも確認した。
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Research Products
(1 results)