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2009 Fiscal Year Annual Research Report

交感神経興奮に伴う肺血管透過性亢進機序の解明とARDS治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 20591801
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

西脇 公俊  Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 教授 (10189326)

KeywordsNPY / ARDS / 肺血管透過性 / 肺水腫 / 交感神経
Research Abstract

NPYの細胞レベルでの血管内皮細胞透過性亢進作用を、内皮細胞の単層培養を展開し、培養細胞内のカルシウムの測定、actin stress fiber formationの検討、電気的方法による内皮細胞形態のリアルタイム検出、Tansendothelial FITC-labeled albumin permeabilityの測定からNPYの血管透過性亢進の細胞レベルでのメカニズムを解明していき、各種細胞内情報伝達系の阻害薬を投与することによって、NPYの作用がどのような刺激伝達系、細胞内骨格系と関連しているかを明らかにして、その細胞内メカニズムを解明する目的で実験を行った。1.培養細胞内カルシウムの測定:NPYを加えたときの細胞内カルシウムの変動を、Ca^<2+>-sensitive fluorescent dye fura2にて顕微鏡下に検出する実験系を、我々が研究対象としているヒト肺血管内皮細胞にて測定できるよう実験系を確立している。2.培養細胞内のactin stress fiber formationの検討:NPYを加えた時に培養細胞内のactin stress fiber formationを顕微鏡下に測定し、NPYが細胞骨格をつかさどる蛋白にどのように作用するかの検討を、我々が研究対象としているヒト肺血管内皮細胞にて測定できるよう実験系を確立している。現在両実験系とも安定した結果が得られておらず、その確立に全力をあげている。この方法論が確立すれば、NPYによる肺血管透過性亢進の内皮細胞内メカニズム解明につながるものと思われる。
合わせてARDS患者からの水腫液を採取・保存した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 神経原生肺水腫2009

    • Author(s)
      西脇公俊、石川直久
    • Journal Title

      別冊日本臨床 新領域別症候群シリーズ呼吸器症候群(第2版)その他の呼吸器疾患を含めてII 9

      Pages: 234-239

  • [Journal Article] 綜説 神経原生肺水腫と肺血管透過性亢進2009

    • Author(s)
      西脇公俊
    • Journal Title

      現代医学 56(3)

      Pages: 469-476

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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