2009 Fiscal Year Annual Research Report
麻酔薬によるイオンチャンネル機能修飾メカニズムの解明
Project/Area Number |
20591802
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
瀬戸 倫義 Shiga University of Medical Science, 医学部, 講師 (10335177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 将之 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50389459)
川人 道夫 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20378467)
野坂 修一 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80237833)
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Keywords | KcsA / 平面膜法 / alcohol / ドッキングシミュレーション / 麻酔薬結合部位 / 麻酔メカニズム |
Research Abstract |
1.電気生理実験の再セットアップ昨年度の防音室設置にともない電気生理計測機器の移設をおこなった。金属製ラックにアンプ、デジタイザー、無停電装置を組み込み、電気シールドを強化した。接地を新設し、ノイズを軽減した。ヘッドステージのシールドを強化し、アンプ単体のノイズスペック4pA(rms)以下を達成した。(瀬戸) 2.測定制御/信号処理ソフトウエアpClanp9を用いて、平面膜法の信号シミュレータから得られたデータを解析し、開閉率、コンダクタンス、開閉の遷移速度定数を得た。 3.研究協力者の福井大学分子生理学老木教授に教示を得て、測定セルに用いるテフロンシートに100micrometer程度の穴をあけるが、再現性が不確実であった。 4.顕微鏡観察下の操作でテフロン隔壁にDOPE/DOPG2重膜を確実に張れるようになった。電気計測によりその浮遊容量・ノイズレベル、電流リークを測定した。(瀬戸) 5.KcsAが貴重であったのでgA(gramicidine A)をモデルチャンネルをモデルチャンネルに用いて1分子開閉を電流変化で測定した。(瀬戸、尾崎) 6.gAの開閉電流をから、開閉率、コンダクタンス、開閉の遷移速度定数を解析した。(尾崎、川人、瀬戸)
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Research Products
(7 results)