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2008 Fiscal Year Annual Research Report

siRNAによる遺伝子発現抑制系を用いたプレコンディショニングの機序の解明

Research Project

Project/Area Number 20591803
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

上林 卓彦  Osaka University, 医学系研究科, 助教 (10273640)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 行雄  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (60294063)
澁田 達史  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20324767)
Keywordsラット / 脳虚血 / 心筋虚血 / 心機能 / プレコンディショニング
Research Abstract

1.ラットの脳虚血モデルの作成とプレコンディショニング効果の確認
対照群ではラットに麻酔を施し、右総頚動脈から径0.25mmのナイロン繊維を末梢側に向かって挿入することにより、右中大脳動脈を閉塞した。60分後にナイロン繊維を抜去し、止血を行った後に麻酔から覚醒させた。この処置から2週間後にラットをペントバルビタール麻酔下に灌流固定し、脳組織を摘出した。プレコンデイショニング群では上記の実験において60分の右中脳動脈の閉塞を行う直前にナイロン繊維による5分間の右中大脳動脈閉塞と10分間の再環流を行った。対照群とプレコンディショニング群で梗塞巣の大きさの比較を行った。現在のところプレコンディショニングの効果が十分確認できないため、より効果的なプレコンディショニングの条件を模索しているところである。
2.ラットの心筋虚血モデルの作成
現在、下記のプロトコールに従い対照群のデータを集積中である。
ラットに麻酔を施し、左冠状動脈のまわりにポリプロピレン糸をかける。また、左心室腔に心室内圧-容積測定用のカテーテルを挿入し、左心機能の解析を行う。左冠状動脈にかけた糸の結び目を締め、30分間血流を遮断した後に結び目を緩める。血流遮断直後、15分後、30分後、再灌流後30分、1時間の心機能データを記録する。再灌流から1時間後、左冠状動脈にかけた糸を再び締め、エバンスブルーを投与した後に致死量のペントバルビタール投与にてラットを安楽死させ、速やかに心臓を摘出する。心室筋の切片を作成し、triph enyltetrazolium chloride(TTC)にて染色を行う。エバンスブルーで染色されなかった部位の体積(虚血に陥った心筋組織の量)とTTCで染色されなかった部位の体積(梗塞に陥った心筋組織の量)を測定し、虚血に陥った心筋の何%が梗塞に至ったかを記録する。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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