2009 Fiscal Year Annual Research Report
アストロサイト由来Int6・HIF2αを標的とした新規脳蘇生法確立の試み
Project/Area Number |
20591819
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
内野 博之 Tokyo Medical University, 医学部, 教授 (60266476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 秀公 東京医科大学, 医学部, 助教 (90349499)
奈倉 武郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (80421030)
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Keywords | 前脳虚血 / 神経栄養因子 / ミトコンドリア / MMPS |
Research Abstract |
(1)脳虚血時の脳内での経時的なHIF2αおよびInt6の発現の分布、局在の解析 昨年度の研究で解析が十分に進行しなかったため、今年度再度解析を施行した。脳の凍結切片(25μm)を作製し、HIF2αおよびInt6の抗体を用いた免疫組織化学的解析を施行し、脳における両因子の発現や分布の相違を比較を試みたが、発現量が極めて少ないためかHIF2αおよびInt6の発現の明らかな分布を確認することは出来なかった。 (2)Int6-siRNA投与による脳保護効果に対する海馬での脳内神経栄養因子(Brain Derived Neurotrophic Factor : BDNF)との連関解析 10分間のラットneedle lesion前脳虚血モデルを作製し、虚血1時間後にInt6-siRNA導入群とNC導入群に対して外頚動脈から至適量のベクターを投与して海馬CA1錐体細胞の遅発性神経細胞死に対する保護作用についてInt6-siRNAの脳内各栄養因子(BDNF,GDNF,サイトカイン等)やマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPS)への関与をベクター投与後6、12時間、虚血後1,2,7日目に脳を取り出し凍結切片(25μm)を作製し免疫染色にて検討を行ったが、ベクターの脳内への広がりが十分でなく、脳内各栄養因子(BDNF,GDNF,サイトカイン等)やマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPS)に対する免疫染色では各因子を染色にて捉えることが困難で、その影響を解析することができなかった。 そのため、脳内ミトコンドリアの呼吸能からみたInt6-siRNA投与による脳保護効果の解析は、21年度は行っていない。
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[Presentation] 術中合併症:一年間の検討2010
Author(s)
上甲智祥, 古川雄一, 中島崇夫, 武藤孝夫, 平林剛, 内野博之, 金子英人, 荻原幸彦, 石井脩夫
Organizer
第20回三多摩麻酔懇話会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2010-02-20
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