2008 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリックシンドロームの観点からみた尿路結石症予防法の確立に向けた研究
Project/Area Number |
20591885
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
伊藤 恭典 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 講師 (70295608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸澤 啓一 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (40264733)
安井 孝周 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 臨床研究医 (70444966)
郡 健二郎 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30122047)
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Keywords | 尿路結石症 / メタボリックシンドローム / アディポサイトカイン / ストレス感受性シグナル / オステオポンチン / 結石モデルマウス / OPNノックアウトマウス / OPNトランスジェニックマウス |
Research Abstract |
尿路結石形成において、オステオポンチン(OPN)などの結石関連物質が相互作用をしているかを調べる目的で、結石モデルマウス、OPNノックアウトマウス、OPN上流領域配列組み込みトランスジェニックマウスを用い、結石を形成させ、DNAマイクロアレイ解析を用い、結石形成時の発現遺伝子群と転写因子を同定し、各遺伝子の機能解析をRNA interference (RNAi)を用いて行った。これらの同定した結石患者に特異的なexon7にSNPsをもつOPN遺伝子を結石モデルマウスの腎尿細管細胞にOPN遺伝子導入し、OPN遺伝子の発現様式、OPN蛋白の細胞内局在、蓚酸による細胞障害作用および結石抑制効果を調べた。アディポサイトカインについて、結石モデルマウス、腎尿細管培養細胞、結石内のアディポサイトカインの存在、結石患者と健常者の尿中排泄量を検討した。肥満は、糖尿病、高血圧、心血管疾患との関係がよく知られている。肥満患者で結石の再発率が高く、肥満が尿中カルシウム、リン酸、尿酸、蓚酸排泄を増加させ、尿phが低くなり、結石が形成しやすくなる。また男女ともにBody mass index (BMI)と結石の発生頻度が正の相関を示した。
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Research Products
(14 results)