2009 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリックシンドロームからみた子宮筋腫に対する新しい治療戦略
Project/Area Number |
20591945
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
武田 卓 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (20301260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
築地 賢治 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40528155)
森重 健一郎 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (90283788)
澤田 健二郎 大阪大学, 医学部・附属病院, 助教 (00452392)
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Keywords | 子宮筋腫 / メタボリックシンドローム / ヒト子宮筋腫モデル / アルドステロン / スピロノラクトン |
Research Abstract |
(1)H20年度にヌードマウスを用いた子宮筋腫モデルマウスを作製し、アルドステロン阻害剤であるスピロノラクトンを経口投与し、in vitroで認めた掬制効果を検討したが、ラット子宮筋腫細胞であるELT-3細胞を用いたものであったため、ヒト子宮筋腫に対するin vivoでの効果検討が必要とされた。そこで、これまでヒト子宮筋腫を長期間維持できる適切なモデルがなかったため、今年度はヒト子宮筋腫移植モデルマウスを新たに開発した。今回開発したモデルでは、移植後8週でも筋腫の組織学的構築、エストロゲンレセプター・プロゲステロンレセプター蛋白発現、平滑筋特異マーカーであるαSMA蛋白発現が維持されており、ヒト子宮筋腫モデルとしては画期的なものである(特許出願中)。このモデルを用いることにより、スピロノラクトンに限らず、種々の薬剤の子宮筋腫に対するin vivoでの治療効果検討に応用しうることが期待できる。 (2)このモデルを用いて、スピロノラクトンを経口投与し、in vivoでの抑制効果を検討した。投与8週の段階では、スピロノラクトン投与群では、非投与群と比較して、組織学的に明らかに子宮筋腫中の平滑筋生細胞数の減少、Ki-67陽性細胞数の減少、アポトーシス細胞数の増加を認めた。これより、スピロノラクトンのヒト子宮筋腫細胞増殖に対する抑制効果がin vivoでも明かとなり、実際のヒトに対するスピロノラクトン投与による子宮筋腫増殖抑制効果を検討する臨床研究にむけた、重要な基礎的情報が得られた。現在、さらに詳細な抑制メカニズムについての検討を加えている。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Up-regulation of{alpha}5-integrin by E-cadherin loss in hypoxia and its key role in the migration of extravillous trophoblast cells during early implantation.2009
Author(s)
Arimoto-Ishida E, Sakata M, Sawada K, Nakayama M, Nishimoto F, Mabuchi S, Takeda T, Yamamoto T, Isobe A, Okamoto Y, Lengyel E, Suehara N, Morishige KI, Kimura T.
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Journal Title
Endocrinology. 150
Pages: 4306-43115
Peer Reviewed
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[Journal Article] Metal Transcription Factor-1 is Involved in Hypoxia-Dependent Regulation of Placenta Growth Factor in Trophoblast-Derived Cells.2009
Author(s)
Nishimoto F, Sakata M, Minekawa R, Okamoto Y, Miyake A, Isobe A, Yamamoto T, Takeda T, Ishida E, Sawada K, Morishige KI, Kimura T.
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Journal Title
Endocrinology. 150
Pages: 1801-1808
Peer Reviewed
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