2009 Fiscal Year Annual Research Report
細菌性中耳炎における中耳粘膜肥厚の分子制御の解明とその治療
Project/Area Number |
20591992
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 正幸 Juntendo University, 医学部, 准教授 (20359524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 勝久 順天堂大学, 医学部, 教授 (70159614)
横井 秀格 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80317487)
楠 威志 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30248025)
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Keywords | Haemophilus influenzae / 中耳炎 / DNA microarray |
Research Abstract |
1. 研究にはマウス中耳炎モデル動物(Mouse models of induced otitis media. Ryan AF, 2. Ebmeyer J, Furukawa M, Pak K, Melhus Å, Wasserman S, Chung W-H. Brain Res. 26 ; 1091(1):3-8, 2006).を用いた。マウスに手術を施行し、右中耳にHaemophilus influenzae10^5個を注入する。Haemophilus influenzaeに感染したマウス中耳粘膜を時間経過(3h、6h、24h)で3グループに分けた。対照はHaemophilus influenzaeではなくPBSを注入した左中耳を用いた。対照も時間経過(3h、6h、24h)で3グループに分けた。 3. 時間経過(3h、6h、24h)で3グループに分けた中耳粘膜を摘出して試料とすした。組織は-80℃に保存し、一部はパラホルムアルデハイドで固定し、OCT compoundで包埋した。 4. Haemophilus influenzaeに感染した中耳粘膜および正常中耳粘膜より抽出したmRNAから、逆転写酵素にてcDNAを合成し、蛍光標識した。これをDNA arrayerによって作成したarrayに反応させ、hybridizationしたcDNAの有無をDNA array scannerを用いて検出した。これにより15,000の遺伝子発現を一度に解析し、候補遺伝子を検索した。 5. 55,000の遺伝子発現をこれまで解析した。結果はHaemophilus influenzaeに感染したマウス中耳粘膜とPBSを注入したマウス中耳粘膜を時間経過(3h、6h、24h)で比較すると、3hでは発現が上昇している遺伝子群は513であり、発現が低下している遺伝子群はわずか2であった。6hでは発現が上昇している遺伝子群は658であり、発現が低下している遺伝子群は188であった。24hでは発現が上昇している遺伝子群は1350であり、発現が低下している遺伝子群は1632であった。
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Research Products
(1 results)