2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592084
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
下村 嘉一 Kinki University, 医学部, 教授 (20162737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 昌彦 近畿大学, 医学部, 講師 (40218938)
阿部 考助 近畿大学, 医学部, 講師 (00222646)
檜垣 史郎 近畿大学, 医学部, 講師 (90238262)
菅原 大輔 近畿大学, 医学部, 助教 (30309314)
杉岡 孝二 近畿大学, 医学部, 助教 (50399119)
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Keywords | 潜伏感染 / 再活性化 / ヘルペス / HSV / PCR / 角膜 / 角膜移植 |
Research Abstract |
本研究では、移植角膜ヘルペス患者を対象として、移植時得られたホスト角膜を使用して、 1.どの部位にヘルペスウイルスが潜伏感染しているか否かを調査した。 2.全角膜ヘルペス患者を対象として、経時的にウイルスDNAを涙液中から検出して、そのDNA可変領域を解析後、検出ウイルスの異動を調査し、かつウイルス量を測定してドナー角膜からホスト角膜への感染および移植非経験症例における通常のヘルペスウイルス感染の動態を究明した。 全角膜ヘルペス患者(眼科外来で上皮型および実質型角膜ヘルペスと考えられる症例および角膜移植症例)を対象として、経時的にウイルスDNAを涙液中から検出して、そのDNA可変領域を解析後、検出ウイルスの異動を調査した。 眼科外来患者に対しては、上皮型および実質型角膜ヘルペスと考えられる症例に関し、 ・現病歴、既往歴、一般眼科検査クッシュ・ボーネ角膜知覚計による角膜知覚測定、前眼部写真撮影。 ・症例の両眼涙液をEYE WASH法にて採取し、ウイルスDNAを検出し、Real-time PCR法施行。 ・今後、可変領域であるUS10/11領域、US1領域、US12領域をPCR法にて増幅して遺伝子解析を行う予定である。 角膜移植症例に関しては、10症例の患者角膜を採取済みで、今後、Real-timePCR法、可変領域PCR法予定である。
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Research Products
(2 results)