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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト免疫細胞を組み込んだハイブリッド型人工皮膚モデルを用いた創傷治癒の研究

Research Project

Project/Area Number 20592107
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

加王 文祥  昭和大学, 医学部, 講師 (10327893)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 保阪 善昭  昭和大学, 医学部, 名誉教授 (20053978)
Keywords移植・再生医療 / 再生医学 / ヒト皮膚モデル / 培養皮膚
Research Abstract

本研究の目的は今まで使用してきた人工皮膚材料にさらに組織工学的手法を用いて免疫細胞を加えヒト皮膚モデルとし、これに対して創傷を作製して実際の皮膚における創傷治癒過程をシミュレーションして解明するとともに、その過程において培養液中に各種創傷治癒因子を付加して創傷治癒反応の変化を調べることである。
本年度は単球を付加したヒト皮膚モデルに新たなレーザーとしてフラクショナルレーザーを照射して創傷を作成した後の創傷治癒過程についての基礎実験として、単球を付加していないヒト皮膚モデルを使用しての、その創傷治癒の変化についての病理組織的・免疫組織化学的検索を行った。
これらの成果を臨床応用するために人工皮膚モデルの改良を目的としてアミノ酸1%と水99%から構成される繊維構造を持ち、動物由来の材料や病原体が含まれず生体適合性に優れているペプチドハイドロゲルを担体として用いた培養皮膚を新たに開発して特許申請したが、本年度はさらに人工真皮、皮膚作製においては、合成担体であるペプチドハイドロゲルの合成の際にアミノ酸の種類と数を変えることにより細胞増殖抑制機能あるいは細胞分化抑制機能を付加できることを報告した。このことにより担体自体に機能を組み込んで細胞の遊走、誘導、増殖分化、機能発現を制御できる可能性を示した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Fractional CO2 laser照射後人工皮膚モデルの組織再生に関する基礎研究2010

    • Author(s)
      寺瀬佳苗
    • Journal Title

      日本形成外科学会会誌

      Volume: 30(8) Pages: 391-402

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Functionalized scaffold(機能的担体)による細胞の遊走、増殖、接着、分化への影響2010

    • Author(s)
      加王文祥
    • Organizer
      第19回 日本形成外科学会基礎学術集会
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜
    • Year and Date
      2010-09-17

URL: 

Published: 2012-07-19  

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