2008 Fiscal Year Annual Research Report
被曝量とランドマーク設定の再現性を考慮して顎顔面骨CT3次元形態計測法を提案する
Project/Area Number |
20592212
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
有地 榮一郎 Aichi Gakuin University, 歯学部, 教授 (00150459)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有地 淑子 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60232063)
奥村 信次 愛知学院大学, 歯学部附属病院, 診療放射線技師 (20424913)
蛭川 亜紀子 愛知学院大学, 歯学部附属病院, 診療放射線技師 (00424911)
吉田 和史 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (60469004)
木瀬 祥貴 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (30513197)
|
Keywords | CT / 歯科用C / 再現性 / 座標 / 3次元 |
Research Abstract |
CTの普及によって診断は飛躍的に進歩したが,被曝量の増加も歴然とした事実である.今後歯科用CTは若年者を対象とすることが多い顎変形症や矯正治療の領域で使用が増加するものと思われ,低年齢層への被曝量の増大が懸念される.また画像診断法の良し悪しは正しく診断できるかどうかという「正確性」といつだれが診断しても同じ結果か得られるという「再現性」の2つの面から評価されなければならない.CTの高い「正確性(計測精度)」はすでに認められているが,「再現性」についてはその評価法に問題があり十分な確証が得られていない.以上を解決するために2008年度はまず再現性の評価方法を確立することを目的とした.以前の研究で開発した95%確率楕円を使用する方法を3次元的に拡張し,歯科用CTデータに応用できることを確認した.その結果,歯科用CTにおけるランドマーク設定の再現性は各ランドマークによって異なる様相を示した.その特徴を踏まえて,再現性の良い座標系を設定する方法を提案した.ここでは使用するランドマークによって被曝量を低減できる座標系の設定が可能であることが示されたので,さらに進めて提案された座標系の再現性を評価する方法を開発した.この方法の有効性をファントムを使用した実験で確認した.
|
Research Products
(5 results)