2008 Fiscal Year Annual Research Report
慢性歯周炎進展機序におけるT細胞浸潤の役割についての解明
Project/Area Number |
20592213
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
合田 征司 Osaka Dental University, 歯学部, 講師 (70351476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堂前 英資 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (50454559)
池尾 隆 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40159603)
堂前 尚親 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (60115889)
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Keywords | 歯学 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 蛋白質 |
Research Abstract |
慢性歯周炎症組織に発現が見られる炎症性ケモカインCXCL12(SDF-α1)刺激によるT細胞の慢性歯周炎症組織浸潤機序についての解明を進めるために、non-receptor tyrosine kinaseであるJAKとの関係についての解明をするために今年度は以下の実験を行った。 A)JAKノックダウンT細胞の作成: 1. プラズミドpcDNA6.2-GW/EmGFP-miR JAKを作製した。 2. 標的細胞Jurkat細胞にリポフェクタミンを用い遺伝子導入を行った。 3. 抗生剤(ブラストジシン)によりJAK 1,2,3のノックダウン細胞(J. down 1,2,3細胞)を作製した。 4. JAKのノックダウン効率をFACSにて確認し、JAK1,2,3のノックダウンT細胞を作製した。 B)JAKノックダウンT細胞のCXCL12刺激によるマトリックスプロテアーゼ産生能の検討: 1. 作製したJAK 1,2,3のノックダウンT細胞を24時間CXCL12刺激し培養上清を回収しMicroconを用い5倍に濃縮する。 2. 濃縮した上清をタンパク質分離泳動装置とパワーサプライを用いてマトリックスメタロプロテアーゼを検出した。 C) JAKノックダウンT細胞のCXCL12刺激によるI型コラーゲンゲル浸潤の影響の検討: 1. TranswellにI型コラーゲンゲルを作成する。 2. JAK1,2,3のノックダウンT細胞をUpper chamberに播種し、24時間後I型コラーゲンゲルを浸潤した細胞を計測した。
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