2012 Fiscal Year Annual Research Report
溶媒の残存による1ステップ型接着システムの劣化に関する総合的研究
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20592218
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
池田 考績 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (90222885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 哲 北海道大学, 大学病院, 講師 (80184745)
田中 享 北海道大学, 大学病院, 講師 (90179771)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 接着耐久性 / 接着性修復 |
Research Abstract |
本年度の研究目的として、1)ここまでの年度よりもさらに長期の接着耐久性の評価を行う、2)ボンディング剤の変色に関する研究手法を確立する。特に工業界で行われている信頼性分析の手法を応用する、の2点を掲げてきた。 1)に関しては、1部の接着試料が未だ水中浸漬の状態であり、測定のすべてが終了しているわけではない。終了次第測定を行い、研究成果として取りまとめる予定であるが、本年度中には、終了することができなかった。 2)に関しては、ボンデイング剤の色調測定を規格化された条件で行うことに困難が伴い、いまだ確立していない。困難な理由としては、a)ボンデイング剤が透明・半透明な材料なので、背景色および試料の厚さの影響を受ける。製品により透明度が様々なので、同一条件で色調を評価することが困難である。b)ボンデイング剤の粘性が製品により異なるため、試料の厚さを統一することが困難である。特に実際の臨床では、μm単位の薄層を形成する製品もあり、正確な厚みの試料を作製することが、技術的に困難であった。また、実際の臨床においては粘性の高い接着剤は厚めの層を形成する。研究として同一の厚みを評価することが、必ずしも臨床における状態をシミュレートしているとは言えず、検討が必要である。現在、これらの問題に対処するために「ボンデイング剤の色調変化が充填材料の色調をどのくらい変化させるのか?」を検討する方向であらたな実験計画を策定中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)