2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592224
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山本 洋子 Osaka University, 大学院・歯学研究科, 招へい教員 (60448107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩見 行晃 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (90303982)
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Keywords | フッ素定量測定 / PIGE / 歯質 / う蝕 / フッ素徐放性歯科材料 |
Research Abstract |
フッ素の抗う蝕作用の定量的関連の解明には、ミクロとマクロ両領域における歯質内でのフッ素の動態を把握する必要があり、そのためには比較対照できる同一系列のデータを収集できる歯質内のフッ素定量測定法を新たに開発することにより、より有用な効率のよいフッ素の利用の実践へと結びつけていくことができる。 独立行政法人日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所(TIARA)のマイクロビームのPIGEを用いて、歯質内のミクロ領域のフッ素を測定する方法の開発を新たにし、さらにそれを元にして、財団法人若狭湾エネルギー研究センターのマイクロビームを用いて、マクロ領域のフッ素定量測定法の開発を試み、ほぼ確立したが、更なる改良を重ね、効率よくデータの収集を行うことができるようになった。 フッ素浸透に影響を与える要因として、フッ素含有量の差、歯の構造、時間、臨床手技などが考えられるが、それらの条件を負荷した試料の測定を行ない、さらにう蝕負荷の条件も変化させ、種々のう蝕の場合でのフッ素の動態のデータ収集を行った。 TIARAで得られたデータとともに、フッ素とう蝕との関係を定量的に解明しようと試みている。
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Research Products
(5 results)