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2009 Fiscal Year Annual Research Report

自己由来増殖因子による歯髄幹細胞の増殖および分化誘導活性の解析とその意義

Research Project

Project/Area Number 20592232
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

片山 直  Meikai University, 歯学部, 教授 (10105596)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 幸生  明海大学, 歯学部, 教授 (40207931)
石原 祥世  明海大学, 歯学部, 講師 (10223017)
須田 朋代  明海大学, 歯学部, 助教 (60226579)
岩坂 憲助  明海大学, 歯学部, 助教 (60424058)
Keywords再生医学 / 歯学 / 歯髄 / 生体材料 / PRP
Research Abstract

申請者は、自己由来増殖因子による、安全で効果的な歯髄組織再生療法を確立するための基礎的データを集積することを目的とし、以下の研究を行った。現在までの研究結果から、PRPそれ自身は歯髄細胞に対して有意な増殖促進効果を示さないこと。PRPから血漿成分を除去し、洗浄血小板とすることにより血小板中の増殖因子を有効に作用させることができること。しかしながら、血漿を除去することにより、臨床応用を計る上で、創傷部位に増殖因子の濃度を維持するための何らかの架橋体が必要であることが明らかとなっている。また、洗浄血小板によるヒト歯髄細胞の増殖促進効果には、同因子中のTGF-βが深く関与することが明らかとなった。さらに、ヒト歯髄細胞のオステオカルシン遺伝子発現、石灰化はBMP-2により有意に促進された。これらの結果は、同細胞の増殖と分化がTGF-βスーパーファミリーにより段階的に制御されている事の可能性を示唆するものと思われる。現在、これらの増殖、及び、分化に関与し、それぞれの時期に発現する関連遺伝子の動態をリアルタイムPCRにより検討を重ねている。一方、ラットの骨創傷治癒に対し、CO_2レーザーが促進効果を現すことが報告されている為、ヒト歯髄細胞に対する増殖及び分化誘導活性における効果を検討したところ、興味ある知見を得た。
また、ヒト歯髄細胞をコラゲナーゼにより分離し、この細胞群からc-kit陽性細胞を分取し、同細胞に歯髄幹細胞の性質が存在するか否か、さらに、同細胞に対するTGF-βスーパーファミリーの効果を検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 培養ヒト歯肉線維芽細胞の増殖に及ぼすCO2レーザー照射のホルメシス効果2009

    • Author(s)
      岩坂憲助, 安永慎, 山田晶子, 段谷由香, 坂上宏, 片山直
    • Organizer
      日本歯科保存学会2009年度秋季学術大会
    • Place of Presentation
      仙台国際センター(宮城県)
    • Year and Date
      2009-10-29

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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