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2008 Fiscal Year Annual Research Report

自己硬化型リン酸カルシウムセメントの根管穿孔部封鎖材への応用

Research Project

Project/Area Number 20592242
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

平山 聡司  Nihon University, 松戸歯学部, 准教授 (70189869)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷本 安浩  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (40312045)
宇都宮 忠彦  日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (50297850)
Keywords自己硬化型リン酸カルシウムセメント / 四リン酸カルシウム / 二リン酸カルシウム / 根管穿孔 / 穿孔部封鎖材 / MTA / ポルトランドセメント
Research Abstract

四リン酸カルシウム(TTCP)とニリン酸カルシウム(DCPA)の等モル比混和物である自己硬化型リン酸カルシウムセメント(CPC)を応用し、従来から使用されてきた他の封鎖材と比較して、CPCが根管穿孔部の封鎖材料として有用性と臨床使用に適した材料に改良することを目的に実験を行い、以下の結果を得た。
1)穿孔部封鎖材料として、CPC(C100)とMTAの主成分であるポルトランドセメントをCPCに10、20重量%混和したもの(それぞれC90-P10およびC80-P20)およびMTAの理工学的特性について以下の測定を行った。
(1)硬化時間の測定:ギルモア針法によりCPCにポルトランドセメントを含有させると硬化時間が有意に延長する事が分った。
(2)ダイアメトラル圧縮強さの測定:練和開始24時間後の各種封鎖材料のダイアメトラル圧縮強さの測定結果はCPC:10.4±0.6MPa、ポルトランドセメント:10.3±0.6MPa、MTA:13.2±0.6MPaでMTAが有意に高い値を示した。CPCにポルトランドセメントを添加した群では、C90-P10:6.3±0.8MPa、C80-P20:5.7±0.2MPaを示し、ポルトランドセメントを添加することにより機械的強さは低下することが明らかになった。
(3)エックス線回折(XRD)による各種封鎖材硬化物の分析:CPCにポルトランドセメントを添加することによりハイドロキシアパタイトの生成量が減少していることが分った。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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