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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ラット根尖病変の成立過程におけるMMPs,TIMPsの発現

Research Project

Project/Area Number 20592243
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

今泉 一郎  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (20308779)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 洋  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (40064878)
Keywords根尖病変 / TIMP1 / TIMP2 / MMP-8 / MMP-13
Research Abstract

22年度はラットの第一大臼歯を露髄させ、実験的に根尖病変を形成し、その成立過程におけるMMP-8およびMMP-13のmRNA発現の有無を、露髄後1、2、3、4および6週についてRT-PCR法を用いて調べた。
1) MMP-8のmRNA発現
未露髄0週の対照群おいて、MMP-8の発現はわずかに認められ、露髄後1週では対照群に比べ発現はわずかに強く認められた。そして、2、3、4週とその発現は次第に強まったが、6週ではその発現は若干低下した。
2) MMP-13のmRNA発現
未露髄0週の対照群において、MMP-13の発現はわずかに認められた。露髄後1、2、3週とその発現は次第に強くなった。そして、4および6週ではその発現は3週のものと同様に強い発現が認められた。
今回の実験から,MMP-8, MMP-13はともにラット根尖病変中に存在していることが示された.また,MMP-8, MMP-13ともに根尖病変が拡大するにつれ発現が強く認められことが確認された。
平成20年度の実験では、ラット根尖病変成立過程におけるMMP-8、 MMP-13の発現動態を免疫組織学的、組織形態計測学的に検索を行ったが、MMP-8陽性細胞およびMMP-13陽性細胞は今回の結果と同様な発現傾向を示していた。
よって、平成20年度の実験結果および今回の実験結果より、ラット根尖病変成立過程におけるMMP-8、 MMP-13の発現は、タンパクおよび遺伝子レベルで同様の発現傾向を示すことが示唆された。

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Published: 2012-07-19  

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