2009 Fiscal Year Annual Research Report
パウダーフローポリッシング法を用いた口腔清掃システムの開発
Project/Area Number |
20592256
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
土井 直洋 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (00466533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 啓一 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30178644)
小川 徹 東北大学, 病院, 助教 (50372321)
塙 総司 東北大学, 病院, 助教 (90431585)
厨川 常元 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90170092)
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Keywords | 歯面清掃 / パウダーフローポリッシング法 / 口腔用結晶セルロース / マウスピース |
Research Abstract |
本研究は,パウダーフローポリッシング(PFP)法を応用し,水を全く使わない歯面清掃,また噴射ではなく吸引という新しい発想から,従来のブラッシングに変わりうる新たな歯面清掃システムを開発することを目的とする.今年度は,人工プラーク除去率の検討を行った.実験により得られた被験試料は,デジタルカメラを写真スタンドに固定し,無影条件下でスーパーマクロにてスケールを一緒に写し込むように設定し,規格写真撮影を行った.それぞれの条件下で撮影した画像は,画像解析ソフトにて写し込んでいるスケールをもとに,同一サイズに切り取り,ビットマップをそれぞれ作成した.そのデータを面積計算ソフトで解析し,人工プラーク除去面積ならびに流路面積に対する人工プラーク除去率を算出した.研磨粒子による影響に着目すると,人工プラーク除去率は,セルロースでは81.18±6.72%,炭酸水素ナトリウムでは76.43±3.63%,ハイドロキシアパタイトで82.40±2.00%であった.炭酸水素ナトリウムがやや低い除去率を示したが,3群間に統計的有意差は認められなかった.それぞれの人工プラーク除去様相は,それぞれに特徴が認められた.セルロースでは,供給口の部分がチューブの内径のとおりに丸くくっきりと除去されているがその周囲は除去されず,吸引口の方が除去された.ハイドロキシアパタイトでは,供給口から吸引口の方への流れだけでなく,流路内の四方隅々まで粒子が流れていた.
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[Presentation] Increase of the Elasticity of Mandibular Condylar Cartilage during Development2009
Author(s)
Y Ina, Y Hagiwara, Y Saijo, A Ando, S Sato, K Ando, N Shiraishi, Y Suzuki, N Yoda, T Kuwana, N Doi, K Hatori, K Sasaki
Organizer
2009 IADR General Session Exhibition
Place of Presentation
Miami(USA)
Year and Date
2009-04-03