2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタスネットワークを活用した歯科補綴学の新しい診療参加型臨床教育
Project/Area Number |
20592260
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
野村 修一 Niigata University, 医歯学系, 教授 (40018859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 絵里子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (20397128)
岡田 直人 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00323981)
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Keywords | 歯学 / 臨床 / ネットワーク / 情報システム |
Research Abstract |
本研究は「いつでも」「どこでも」必要な情報を現場で得られるユビキタスネットワークを活用して、歯科補綴学の診療参加型臨床教育に新しい実習システムを構築することを目的としている。まず、電子タグを活用した、診療の現場で必要な情報が得られる新しい臨床教育システムを構築する。 平成20年度は、代表的な補綴治療行為である「全部鋳造冠の印象採得」を想定して教材情報のコード化を行った。並行して、診療室でユビキタスネットワークが稼動するシステム環境を構築した。最初に、基本情報設定機能、器具・材料Itemおよび治療単位情報の表示・更新・編集機能、記録情報ファイル転送機能を持つアプリケーションソフトを開発した。このソフトを用いることで以下の処理が可能となった。購入したHandy Readerとデータベース用PCとのWiFi通信接続と情報データ受信によって、送信されたテキストファイル形式のデータをデータベースに登録する。臨床実習で使用する器具・材料に関する情報とこれに貼付したICタグとの紐付け情報を「器具・材料Item情報D.B.」に登録する。治療内容に関するテキストファイルデータを「治療単位情報D.B.」に登録する。臨床実習生や臨床研修医は治療後に疑問点や感想などの情報をD.B.に自動追記登録できる。2つのD.B.は管理者(研究代表者と研究分担者)がパスワードを入力することで、D.B.情報の追加、修正、消去することができる。
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