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2010 Fiscal Year Annual Research Report

WNTシグナル系伝達因子群を標的とした口腔癌の分子診断・治療法の開発研究

Research Project

Project/Area Number 20592360
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

小泉 浩一  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (30335682)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡本 哲治  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00169153)
神田 拓  広島大学, 病院, 助教 (00423369)
Keywords口腔癌 / 診断 / 治療法 / Wntシグナル伝達経路 / β-カテニン
Research Abstract

口腔癌の診断、治療法のめざましい進歩に関わらず、依然として口腔癌が致死的疾患として恐れられており、また顔面の病変であることからQOLに大きな支障を与えると考えられる。β-カテニンは癌遺伝子の一つと考えられているにも関わらず、口腔癌とWntシグナル伝達経路の関連の研究はほとんど進んでいない。我々は口腔癌およびWntシグナル伝達経路の研究を即座にできる準備があり、口腔癌の早期克服のために本研究を緊急に推進する必要があると考える。これまでに以下の検討を行い、β-カテニンが口腔癌に対して何らかの関与があることを示した。
1.培養口腔癌細胞のβ-カテニンの細胞質や核への異常蓄積の検討
→β-カテニンが細胞質や核へ異常蓄積しているもの、蓄積していないものいずれも存在。
2.培養口腔癌細胞のβ-カテニンの遺伝子変異の検討
→β-カテニンが細胞質や核へ異常蓄積している培養口腔癌細胞においては、β-カテニンのGSK3によってリン酸化される部位で遺伝子変異の有るものとないものが存在。
現在はβ-カテニンの細胞質や核へ異常蓄積により培養口腔癌細胞の増殖能、浸潤能への影響への検討を進めている。さらにβ-カテニンの異常集積とその病態(TNM分類、浸潤病態、転移能)や予後との相関性について検討し、分子標的治療薬の開発を目指したいと考えている。

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Published: 2012-07-19  

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