2008 Fiscal Year Annual Research Report
TGF阻害と新規癌抗原を組み合わせた強化型口腔癌樹状細胞療法開発のための研究
Project/Area Number |
20592365
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
伊東 大典 Tokyo Medical and Dental University, 硬組織疾患ゲノムセンター, 特任講師 (40286844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩瀬 正泰 昭和大学, 歯学部, 講師 (50193743)
羽鳥 仁志 昭和大学, 歯学部, 准教授 (20245814)
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Keywords | 樹状細胞療法 / TGFβ / 口腔癌 / 癌特異抗原 / 遺伝子導入 |
Research Abstract |
C57BL6マウスc DNAライブラリから、完全長TGFβ1およびTGFβR遺伝子をクローニングし、それぞれ5つのtruncated geneを作製した。これらのinsertをプラスミドベクターとカチオニックリポソーム法でNIH3T3細胞に遺伝子導入、real-time RT-PCRでmRNA発現を確認し、強発現されているトランスフェクタントを選択した。これらのトランスフェクタントをC57BL6マウス肺癌細胞株3LL Lewis lung car cinomaと共培養したところ、truncated TGFβ1またはtruncated TGFR1Rのトランスフェクタントで増殖の抑制がみられたが、各truncated genesの間での有意差はなかった。現在、癌細胞の浸潤能に対するtruncated proteinの影響をinvasion chamber法にて検索中である。 C57BL6マウス骨髄細胞由来の培養樹状細胞を作製し、3LLのcell lysate存在下で3日間培養した。この樹状細胞を放射線照射した3LL生細胞と5日間共培養したが、cell lysateで培養しなかった樹状細胞と比較してIL-12の産生亢進はみられなかった。そこで、cell lysate添加培養を2回とし、培養時間を5日にしたところ、両者の間でIL-12産生に有意差がみられた。このようにして得られた活性化樹状細胞をlysate-pulsed DCsとした。 現在、マウス移植3LL腫瘍モデルにおける、lysate-pulsed DCs局所注射の腫瘍縮小効果を評価中である。
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Research Products
(4 results)