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2008 Fiscal Year Annual Research Report

時計遺伝子クロックを介した、血管新生概日リズム調節機構の同定

Research Project

Project/Area Number 20592393
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

細道 純  Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (00420258)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 芳郎  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (20292980)
小野 法明  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (20451908)
Keywords血管 / 血管新生因子 / VEGF / PEDF
Research Abstract

多くの疾患の発症は時刻依存的であることが知られており、血圧の日周リズムや循環・血管系の障害、血管新生、気管支疾患などの疾患の病態が、一定の周期により変化を示すことが明ちかにされている。生体の概日リズム調節機構として、海馬を中心とした中枢系と各臓器および組織独自の末梢系の制御が考えられている。近年、分子生物学的研究から、さまざまな増殖因子の産生が生体日周リズムに大きく左右されることが知られており、「時計遺伝子」と言われる一連の遺伝子群との関与が注目されている。血管研究において、血管新生の制御機構の一つとして、「時計遺伝子」を介した、末梢性の生物時計によるメカニズムが注目され、炎症や悪性腫瘍の増悪、血管をはじめとする組織再生が、一連の周期により変化し、時計遺伝子群との関与が示唆されている。そこで本研究では、血管新生因子VEGFとその受容体、血管新生抑制因子PEDFに着目し、培養細胞モデルを用いて血管調節因子と末梢性時計遺伝子との発現の関連性を明らかにし、末梢性生物時計の変調と血管病態との因果関係を検討する。
平成20年度では、細胞培養モデルの確立を図るため、腫瘍由来細胞Hela、骨芽細胞MC3T3および血管内皮細胞BC21の細胞の培養を確立した。現在、イムノブロティングおよび定量PCRを用いて、さまざまな血管新生調節因子の発現パターンの確認をおこなっている。
また、咬合刺激による歯髄組織への影響を明らかにするため、ラット咬合喪失モデルを用い歯髄組織内血管の変化に着目し、咬合刺激喪失に伴い、歯髄内における血管の局在が変化することを明らかにした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 咬合刺激喪失がラット臼歯歯髄組織および象牙質形成に及ぼす影響について2008

    • Author(s)
      渋谷直樹, 細道純, 石田雄之相馬邦道
    • Organizer
      第67回日本矯正歯科学会大会
    • Place of Presentation
      千葉・幕張
    • Year and Date
      20080916-20080918

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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