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2008 Fiscal Year Annual Research Report

嚥下障がい者に対する頸部聴診法の有効性を探る

Research Project

Project/Area Number 20592465
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

清水 良昭  Meikai University, 歯学部, 准教授 (90206219)

Keywords嚥下障害 / 頸部聴診法 / 音響解析 / 食品
Research Abstract

頚部聴診法は聴診器を頚部にあて、嚥下音や呼吸音を聴取して嚥下障害をスクリーニングする検査法である。数多くスクリーニング検査としての有用性が報告されているが、その音の検出には加速度ピックアップを用いたものが大部分である。ここで問題となるのはこのような装置を使用した場合では、実際の聴診器から聞こえる音と相違があることである。これでは臨床において簡便に頚部聴診法を導入することに困難を生じる。そこで、実際に聴診器から聞こえる嚥下音や呼吸音を録音、解析し、スクリーニング検査としての有効性を探ることを目的として研究を進めた。
・正常な嚥下音および呼吸音の解析のための基礎研究
本学学生およびボランティアの正常な嚥下音および呼吸音をSONYリニアPCMレコーダーPCM-D1に記録する。交付申請書ではDATレコーダーを用いる予定であったが、DATレコーダーは製造中止となり、今後の音響解析に有効なデジタル式リニアPCMレコーダーに変更した。マイクロフォンは最も我々が聴診器を通して実際に聞こえる音に近い機種を検討する。そのため数種類のマイクロフォンを購入した。また、聴診器についても使用できる周波数が異なるため、嚥下音および呼吸音が明瞭に検出でき、かつ音響分析が可能な聴診器を検討する。そのため数種類の異なるタイプの聴診器を購入した。これらの機器から得られたデータを解析するため音響解析用ソフトDSSF3Environmental noiseも購入した。当該年度においては今後研究を進めていくための最適の機器(マイクロフォン、聴診器)およびプロトコール構築のため基礎研究を行った。その結果嚥下音および呼吸音は個人差が大きく、更なる検討が必要であることが判明した。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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