2008 Fiscal Year Annual Research Report
看護教育における批判的思考力の育成を目指したWEB版PBL教育プログラムの開発
Project/Area Number |
20592499
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
鈴木 玲子 Saitama Prefectural University, 保健医療福祉学部, 准教授 (20281561)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常盤 文枝 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00291740)
山口 乃生子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (70381431)
大場 良子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (80381432)
横井 郁子 東邦大学, 医学部, 教授 (90320671)
高橋 博美 福岡大学, 医学部, 教授 (50154852)
|
Keywords | 看護学 / PBL / WEB / 批判的思考 |
Research Abstract |
本研究は、看護教育上、重要視されている批判的思考力の育成が養われるWeb版でのPBL教育プログラムを開発・実践し、批判的思考力に関する評価結果より、開発したプログラムの有用性を検証することである。これらの分析より、Webを活用した新たなスタイルのPBL教育プログラムを提言することが目的である。 1)Web版PBL教育プログラムを作成するための準備として、PBLテュートリアル学習におけるナーシング・インタビュー場面の映像教材を撮影し、教材化におけるコンテンツおよび撮影条件における問題点を検討した。また模擬患者として教材に協力いただく予定の患者会とコンタクトを取り、協力していただける調整中である。 予定していた看護教育へのe-Learning学習システムを稼動させている看護系大学、Web版PBLを医学教育で実践している医科大学大学の教育プログラムの視察調査にっいては20年度に実施できず、21年度に実施する計画に変更した。 2)既存のクリテイカルシンキング(CT)の構成概念を再検討し、看護教育独自のCT尺度を開発する研究は、17項目で構成される「埼玉県立大学版批判的思考態度尺度」(以下SPUCT)を作成した。外的基準尺度として、「日本版認知欲求尺度」(神山・藤原,1991)、「自意識尺度日本語版」(菅原,1984)、「Kiss-18」(菊池,1988)で調査した。その結果、想定した下位尺度とほぼ一致した因子構造が得られ、測定の信頼性,妥当性も確認できたことから、初期段階としての測定尺度として活用できる可能性が得られた。
|
Research Products
(4 results)