2010 Fiscal Year Annual Research Report
看護教育における批判的思考力の育成を目指したWEB版PBL教育プログラムの開発
Project/Area Number |
20592499
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
鈴木 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20281561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常盤 文枝 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00291740)
山口 乃生子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (70381431)
大場 良子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (80381432)
横井 郁子 東邦大学, 医学部, 教授 (90320671)
高橋 博美 福岡大学, 医学部, 教授 (50154852)
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Keywords | 看護学 / PBL / WEB / 批判的思考 |
Research Abstract |
本研究は、批判的思考力の育成が養われるWeb版でのPBL教育プログラムを開発・実践し、批判的思考力に関する評価結果より、開発したプログラムの有用性を検証することである。平成22年度は研究の最終年度として、研究をまとめるものとして実施した。 1.Web版PBL教育プログラムの検証 遠隔授業システムi-Collabo Learning[○!R] (NEC)上に、作成した看護診断学習用事例患者の情報データやPBL教育用VODを掲載した教材を作成し、それを使ってWebを活用したPBLプログラムの検証をした。 インターネット群(以下、Web群)とインターネット+対面式のグループワーク群(以下、対面群)に分け、同一課題による看護診断学習を7日間実施した。対象は任意参加による看護大学の3年次生で、無作為に2群に振り分け、看護過程の学習前後に、知識を確認する小テスト、終了後に記入した自記式評価、BBSの利用状況、批判的思考態度および対人技能態度を分析した。 その結果、Web群と対面群では、学習効果や批判的思考態度および対人技能態度に差はないことが明らかになった。ICTの活用はいつでも自由に使用できる反面、すぐにメンバーからのレスポンスが得られないなどの問題点もあり、今後の運用面における課題があることが分析結果より得られた。 2.CT尺度開発の検討 開発した「埼玉県立大学版批判的思考態度尺度」(以下SPUCT)の信頼性および妥当性をさらに高めるために、再度調査を実施し、因子構造の一部に相関が低い下位尺度を検討して修正した。その結果を検証するために、S県内にある看護教育施設(大学3校、専門学校3校)の看護学生を対象に調査を実施した。
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Research Products
(9 results)