2008 Fiscal Year Annual Research Report
臨床中堅看護師の効果的な看護継続教育プログラムの開発および評価
Project/Area Number |
20592510
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
赤嶺 伊都子 Okinawa Prefectural College of Nursing, 大学院・保健看護学研究科, 講師 (60316221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇座 美代子 琉球大学, 医学部, 教授 (00253956)
新城 正紀 沖縄県立看護大学, 大学院・保健看護学研究科, 教授 (50244314)
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Keywords | 看護学 / 看護継続教育 / 中堅看護師 / アクションリサーチ |
Research Abstract |
研究代表者は科学研究費補助金若手研究(B)(平成17〜19年度,「臨床看護師における看護継続教育の現状分析および推進プログラムの開発」)により、A病院(病床数470床)において研究会を発足させ、アクションリサーチを用いて中堅看護師に必要な能力、中堅看護師における効果的、効率的、継続可能な看護継続教育プログラムのあり方について検討を行った。 本研究(基盤研究(C))は、これまでの成果を基に臨床中堅看護師の能力開発プログラムを作成し、プログラムの実施、評価を行い、持続可能な看護継続教育について検討することを目的とした。 平成20年度には、平成19年度にA病院に発足させた研究会と共同で臨床中堅看護師の能力開発プログラムの開発を行ない、本研究への参加に同意が得られた研修参加者26人に研修プログラムを実施した。研修は7日間のOff-JTと6ヶ月間のOJTから構成されている。 研修プログラムの評価として研修実施前にA病院看護師、研修実施前後に研修参加者およびそのコントロール群にアンケート調査を実施した。さらに研究会メンバーには研修終了後にアンケート調査を実施した。 研修終了後の研修参加者は「今回参加した研修プログラムは自己のキャリア開発に役だった」(86.4%)と回答があり、その具体的内容は「何かひとつの事を成し遂げる事がやりがいになると感じた」「普段行っていることをまとめることの難しさややりがいを知った」「目標に向かって皆と協力しながら達成していくことができた」などであり、やりがい感や達成感にも繋がっていることが示唆された。研修の持ち方や開催時期、ファッシリテーターの活用などの課題が挙げられた。 今後はさらに分析を進め、論文化を行い、国内外の学会で発表する。
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