2010 Fiscal Year Annual Research Report
臨床中堅看護師の効果的な看護継続教育プログラムの開発および評価
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20592510
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
赤嶺 伊都子 沖縄県立看護大学, 大学院・保健看護学研究科, 講師 (60316221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇座 美代子 琉球大学, 医学部, 教授 (00253956)
新城 正紀 沖縄県立看護大学, 大学院・保健看護学研究科, 教授 (50244314)
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Keywords | 看護継続教育 / 中堅看護師 / アクションリサーチ / 評価 |
Research Abstract |
平成22年度はこれまでの研究成果の一部を論文化し、英文雑誌へ投稿した。さらに関連学会にて発表した。現在、雑誌への投稿作業を継続中である。また、平成21年度に引き続きA病院看護部が主体となって、A病院と共同開発した中堅看護師研修プログラムを実施した。研究代表者と研究分担者は研修プログラムの実施において支援を行った。研修参加者は22人であった。 研修実施後の研修参加者のアンケート結果では、中堅看護師研修プログラムが自己のキャリア開発に85.7%の者が役立ったと回答し、92.8%の者が本プログラムに満足と回答していた。具体的内容では「中堅としての立場、どう動くべきか、どうあるべきかを学び、それをどう病棟に活かせばいいのか学べた」「組織の一員の中でもリーダーシップを発揮しなくてはと意識するようになった」「一人で成し遂げるというところから始まり、達成することができ、自信につながった」などが挙げられた。本研修プログラムは、研修参加者が中堅としての立場を認識し、取り組みの活動を通して看護の質向上および研修参加者のモチベーションの向上や自信にも繋がる可能性が示唆された。 A病院看護部の中堅看護師研修に関する会議において、中堅看護師を育成する立場にあるリーダー看護師、主任の育成が課題として挙げられたことから、これらの者を対象に「主任・リーダーに必要なマネジメントの基礎」の講演会を専門家講師を招聘して開催した。研修後のアンケートで、回答のあった全ての対象者が「研修は中堅看護師を育成することに役立つ」と回答していた。中堅看護師の能力向上には中堅看護師を育成する立場のリーダー、主任に対する研修を継続的に行なう必要があることが示唆された。 さらに、中堅看護師研修プログラムの評価として、本研修終了後に中堅看護師の育成に関わる全部署の教育担当者、主任、看護師長を対象にアンケート調査を実施した。現在解析中である。
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Research Products
(2 results)