2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592512
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
森本 美智子 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60342002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田辺 文憲 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (80217108)
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Keywords | シソ / 保湿度 / リラックス / 足浴 / 手浴 |
Research Abstract |
平成22年度の本研究では、シソの精油おける足浴・手浴の効果を調べた。 対象:被験者は健康なシソ精油パッチテスト陰性の人を対象者として、コントロール群、アロマ群は同一人物で実施した。倫理的配慮は、実験目的、方法を説明し、同意書にサインを得て行なった。健康人である足浴17人、手浴16人で同一の対象者でコントロール群とアロマ群のデータを収集した。 実験方法:1~0.01%パッチテストを行いアレルギー反応が出現したので、シソ精油の濃度を皮膚アレルギーが出現しないような、被験者が不快に感じない、実際に使用されている安全な濃度に薄めた濃度にした。濃度については、シソ精油が油で水とは混じり合わないため、精油とバスオイルを使用して、オイルが溶解できる濃度を決定し、湯に溶解し使用した。万遍なく精油と湯を混合できるように、シソ精油0.005%(湯1Lに対して1滴)の濃度にした。コントロール群はバスオイルと湯を使用して行った。アロマ群にはアロマ群には足浴には湯5Lに対してバスオイル0.2mLにアロマ5滴を加え、手浴は湯3Lとバスオイル0.12mLとアロマ3滴を加え、湯の温度は40±2℃とした。コントロール群はバスオイルと湯を使用して行った。 結果・考察:臨床患者は免疫を人体への影響を考え濃度を下げた結果、足浴では足浴前と比較しコントロー群に比べアロマ群が足背部で抗菌性(菌の減少)がみられ、保湿度の足背部で上昇した。バイタルサインでは、アロマ群手浴後のみ軽度収縮期血圧が減少したが唾液アミラーゼは上昇した。POMSは現在分析中である。これらの結果を踏まえアレルギーなどの問題を改善し、安全な方法として抗菌性効果のためにシソのフローラルウオーターを使用しプレテスト中である。他の方法で改善する必要がある。対象者は「シソ精油の臭いは食欲をそそるなど」の意見があり、食欲低下の患者に対しては直接ケアに使用することや臭いなど検討が今後の課題である。
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