2008 Fiscal Year Annual Research Report
高齢・過疎化の進行する地域の訪問看護活動における防災看護ガイドラインの開発
Project/Area Number |
20592522
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
河原 宣子 Kyoto Tachibana University, 看護学部, 准教授 (00259384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 淳 三重大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50224746)
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Keywords | 災害看護 / 訪問看護ステーション / 高齢・過疎化 / 災害対策マニュアル / 防災・減災看護ガイドライン |
Research Abstract |
本研究の目的は,高齢・過疎化の進行する地域の訪問看護活動における防災看護ガイドラインの開発である.本研究は,研究期間を3年間とし,作成した災害対策マニュアルやこれまでの災害対策活動の評価を行い,さらに実践的な検証を進めていく.また,看護学分野以外の研究者とも協働し,多角的な視点から検証ができるようにする.以上の経過と成果を踏まえ,最終的には,訪問看護活動における実践現場で活用可能な防災看護ガイドラインを開発する. 研究期間の初年度である平成20年度においては,以下の研究活動を実施した. (1)災害対策マニュアルやこれまでの災害対策活動の評価 1)研究フィールドとなる訪問看護ステーションの利用者とその家族を対象に,2005年に実施した災害に対する備え等の聞き取り調査を再度実施した.その結果,54世帯,55名の家族から研究への同意と回答が得られ,2005年の聞き取り調査と同様に避難方法についての不安が多くきかれた. 2)災害対策マニュアルや防災訓練等の活動評価について,詳細な検討は平成21年度に実施するが,本年度は,1)を踏まえ,災害対策マニュアルに関する追加・修正を行った.追加・修正内容は,緊急連絡体制の強化,災害時における訪問看護ステーションスタッフの勤務体制の整理,地震情報発令時の行動および安否確認行動の具体化,居宅介護支援業務における災害対策マニュアルの作成であった.次年度に,訪問看護ステーションスタッフを対象に,災害対策マニュアルの評価についてフォーカスグループを用いて実施する予定である. 3)以上に関する結果について,日本災害看護学会第10回年次大会において発表し,現在学会誌に投稿中である. (2)倫理的配慮に関して,研究代表者の所属機関における看護研究倫理委員会にて承認を得た.
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