2008 Fiscal Year Annual Research Report
虚血性心疾患患者のセルフモニタリング実践の効果と影響要因-非実践者との比較から-
Project/Area Number |
20592552
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
籏持 知恵子 Yamanashi Prefectural University, 看護学部, 准教授 (70279917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 美知子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (80227941)
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Keywords | 虚血性心疾患 / セルフモニタリング |
Research Abstract |
本研究は虚血性心疾患患者で通院治療中の男性を対象として、身体活動、食生活、体重や血圧等生理的状態をセルフモニタリングすることと、その成果としてのライフスタイルや健康状態との関係、セルフモニタリングへ影響すると予測される達成動機、心理的状態、症状等の身体的状態との関係を明らかにすることを目的としている。 20年度は、文献検討を実施し、虚血性心疾患患者が活用できるセルフモニタリング日誌、調査用紙(ライフスタイル、健康状態、セルフモニタリングへの影響因子である心身の状態、基本属性等に関するもの)を作成した。また研究者の所属施設、データ収集施設における倫理委員会の承認、調査施設での研究協力者との打ち合わせを経て、プレテストを実施した。プレテストは1施設において、75才未満の虚血性心疾患男性患者20名を選出し、実施した。対象20名のうち、脱落者は1名、他の疾患が悪化して除外されたもの1名で、実践群に関しては1割程度の脱落を見込むこととし、本調査の対象者数を設定した。また対象者により外来受診の間隔が異なるため、調査時期は1ヶ月程度の幅を持たせて、実施前、実施1〜2ヶ月後、実施3〜4ヶ月後、実施6〜7ヶ月後と設定することとした。その他、データの正確性を確保するための食生活調査、身体活動の調査時の留意点を確認し、マニュアルを作成した。21年度はその結果をふまえ、予定している2施設で本調査を開始する予定である。
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