2011 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病女性が安全に安心して妊娠出産育児に臨めるためのケアプログラムの開発と評価
Project/Area Number |
20592553
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
田中 克子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (20236574)
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Keywords | 糖尿病女性 / 妊娠出産育児 / 看護支援 / リプロダクティブヘルス |
Research Abstract |
平成23年度 1.前年度。糖尿病女性が安心して安全に妊娠出産育児に臨めるために作成したケアケアプログラム」(介入群には1、2部の参加、対照群には1部のみの参加とした。1部は、各セッションの目的に沿ったDVDを視聴し(25~30分間)、2部は、対象者と看護師(研究者)で各ケアプログラムの目的に沿ったテーマで半構造的面接を実施)の評価を行った。対象は、妊娠可能で、将来妊娠出産を希望している20~40歳までの糖尿病女性各10名(介入群、対照群)である。データ収集は、ソーシャルサポート尺度、糖尿病自己効力感尺度、糖尿病自己管理尺度、包括的健康関連QOL尺度SF-36日本語版(Ver2)と生理学的指標の収集をケアプログラム前後の2回、ケアプログラム後にケアプログラム参加後の行動と行動意思の変容に関する半構造的面接を行った。データ分析は、介入群、対象群においては、2群間(ソーシャルサポート尺度、糖尿病自己効力感尺度、糖尿病自己管理尺度、SF-36日本語版(Ver2))はMann-whitney U検定し、t検定を行った。有意水準は5%以下とした。ファシリテーションの内容は、テーマに沿った意見を抽出して内容分析を行った。 結果、糖尿病自己管理、糖尿病自己効力感の前後を比較した結果、介入群は対照群よりもケアプログラム後、得点が高かった。SF-36日本語版(Ver2))に関しては、介入群は対照群よりもケアプログラム後、心の健康の得点が高かった。ケアプログラム後の面接内容は、介入群のほうが行動意思、行動変容の種類数が多かった。考察、考案したケアプログラムは、有効性は検証されたが、対象者を増やして検証する必要があると考える。
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Research Products
(1 results)