2009 Fiscal Year Annual Research Report
自己免疫疾患患者のQOL向上をめざした看護支援プログラムの開発
Project/Area Number |
20592562
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
青木 きよ子 Juntendo University, 医療看護学部, 教授 (50212361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高谷 真由美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30269378)
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Keywords | SLE患者 / 慢性リウマチ患者 / 看護支援 / 療養上の困難 / セルフケア行動 / QOL |
Research Abstract |
1. 21年度の研究成果公表 第3回日本慢性看護学会学術集会にて「外来通院中の全身性エリテマトーデス患者のセルフケア行動」について学会報告((青木、高谷、桑江)をした。外来通院中の全身性エリテマトーデス患者のセルフケア行動の特徴としては、治療薬の効果が高いため、患者も内服薬の重要性を理解し、実行していた。また、人間関係や仕事でのストレスが病気に影響を及ぼすことを理解してはいるものの、適切な対処法がとられているとはいえない状況があった。セルフケア支援においては、病状の把握とともに家庭、社会的支援環境を把握し、病の軌跡に応じた情報提供、環境調整行う必要性があった。 2. 「第3回日本慢性看護学会学術集会」(東京)「日本看護学教育学会第19回学術集会」(北海道)に参加し(青木・高谷)、慢性看護の視点、患者教育の視点から、自己免疫疾患患者のQOLの向上をめざした看護支援プログラムの開発に必要な情報収集を行った。 3. 自己免疫患者に特有な療養上の問題やセルフケアの阻害要因や対処法に関する調査を計画した。(青木、高谷、樋野、桑江、高崎) 方法:質問紙調査。都市部の病院に通院している関節リウマチ患者300名(生物製剤使用者100名、非使用患者200名を予定)。関節リウマチの病態を画期的に改善している生物製剤の使用により療養上の困難およびQOLにどのような違いがあるかの検討し、看護介入の資料とする。当該大学および病院の倫理委員会で承認を得られた段階であり、調査は関係者の協力のもと22年3月~8月にかけて実施予定である。
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