2010 Fiscal Year Annual Research Report
乳幼児の母親の体温測定方法と発熱時の対処行動に関する研究-現状調査と実験から-
Project/Area Number |
20592590
|
Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
遠藤 芳子 宮城大学, 看護学部・看護学科, 教授 (20299788)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 淳子 宮城大学, 看護学部・看護学科, 教授 (50157450)
大池 真樹 宮城大学, 看護学部・看護学科, 助教 (70404887)
小野 寿江 宮城大学, 看護学部・看護学科, 助教 (30555199)
|
Keywords | 子どもの発熱 / 母親の対処行動 / 体温測定 / 電子体温計 / 深部温 |
Research Abstract |
昨年度末に母親による普段の体温測定方法法による体温値と推奨されている方法で得られた体温値と深部温値の比較をして、母親が安心できる速くて正確な体温測定方法について考察した。その結果から、母親が日常的に体温測定や子どもの変化について感じている不安を解消するために「子どもの救急-耳より情報」というパンフレットを作製した。今年度は、パンフレットを活用して公開講座や地域(高森東児童センター)の「ぴよママクラブ」にて講演会を実施し、その指導の効果をみるため、アンケート調査を実施した。結果、子どもが発熱や他の症状を発現していないこともあり、パンフレットの活用状況の把握は難しく、総数8枚で集計中である。また、平成23年の2から3月に実施していた母親による体温測定方法での子どもの腋窩温値の左右差と挿入角度の差による検証については、30人を対象として実施していたが、東日本大震災のために中断せざるを得なくなり、データは、23人にとどまってしまっている。この実験と同時に講演会と同じ話をしてアンケートを収集していたが中断したため、さらにデータを得るには延長して実施する必要があるが、年度内で収集したデータについては整理分析を行い、学会へ報告していく予定である。また、アメリカフロリダ大学やアーチャー・ファミリー・ヘルス・ケアにおける子どもの体温測定情報において知見を得ることができたので、論文にも反映したいと考えている。 平成21年度に学会(第13回北日本看護学会学術集会)報告した「子どもの体温測定や症状への対処方法などの調査」は、「乳幼児の発熱時の母親の対応行動と知識に関する実態調査」として、今年度、北日本看護学会誌に掲載された。
|
Research Products
(1 results)