2008 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠期の夫婦の役割調整方法とその役割調整を促すための看護介入の明確化
Project/Area Number |
20592615
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Research Institution | Chiba College of Health Science |
Principal Investigator |
林 ひろみ Chiba College of Health Science, 第二看護学科, 准教授 (90282459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大月 恵理子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90203843)
坂上 明子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (80266626)
峯 馨 千葉県立衛生短期大学, 第二看護学科, 講師 (30299896)
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Keywords | 妊娠期の夫婦 / 役割調整 / 看護介入 |
Research Abstract |
本研究の目的の最終的な目的は、妊娠期に夫婦の役割調整を促すための個々に対する看護介入と集団に対する看護介入のあり方を明確化することであり、平成20年度は、看護介入指針作成のための第1段階の研究に着手した。第1段階の研究目的は、「妊娠期の夫婦は、育児期の生活や役割調整についてどのようにイメージしているか、そしてそれらに影響を与える要因を明らかにし、妊娠期の役割調整を促すための看護介入指針を作成する」ことである。 この研究の開始にあたり、関連する学会などに参加し、子育て期の夫婦に関する研究の現状を情報収集するとともに文献検討を進め、研究計画を再度検討し、立案した。 研究計画は、初めての子どもを妊娠中の妊娠中期以降の夫婦を対象とし、子どもが誕生した後の生活や夫婦それぞれの役割についてどのようにイメージしているか、また、それらのイメージにどのように影響していることは何かについて、夫婦一緒に半構成的面接を行うとした。現在、研究分担者が所属する2つの地域の総合病院に研究依頼をし、研究対象者の抽出と研究協力の依頼、データ収集を行っている段階である。 研究依頼施設の倫理審査において、夫婦一緒にインタビューを行うための対象者の抽出方法、夫婦それぞれからの同意の得方に関する審査に時間を要したこと、夫婦ともに研究協力の同意が得られる確率が30%であることや、夫婦の都合のよい日時を調整するなど、計画以上の時間を要し、現在データ収集進行中である。
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