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2008 Fiscal Year Annual Research Report

行政変革時の保健師の役割再構築-transition理論を用いた縦断的研究

Research Project

Project/Area Number 20592623
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

後閑 容子  Gifu University, 医学部, 教授 (50258878)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石原 多佳子  岐阜大学, 医学部, 准教授 (00331596)
玉置 真理子  岐阜大学, 医学部, 助教 (00377681)
Keywords保健師 / 行政 / transition / 市町村合併 / 役割
Research Abstract

我が国の保健師の行政配置をみると、市町村及び都道府県において、市町村合併前の保健師数と比べて合併後は減少している。このような減少は予測されていることではあるが、保健師が保健部門、福祉部門、保険部門など多面的に配置されている現状から、従来の保健師活動として重要視されてきた保健活動、特に地域保健の予防に関わる活動量が減少してきている。諸外国の保健師活動に転じてみると、東南アジア諸国では、保健師の教育は国によって違いがあるが、看護教育制度が整ってきているタイでは、公衆衛生の第1線の活動者として、地域に根ざした公衆衛生看護活動が行われている。タイのような開発途上国でも生活習慣病に係る健康問題は大きく、この面における保健師(公衆衛生看護師)の活動が今後重要視されている。英国では、10校以上に大学院レベルでの公衆衛生看護に関する教育がなされ、1年間のカリキュラムで実践を重視した教育課程が構築されている。看護師教育を終了後に行われる公衆衛生看護師の教育は、地域保健活動の実習時間を多く取り入れており、非常に実践力を備えた卒業生が排出されている。英国では以前から、地域での乳幼児や妊婦への訪問活動は行われていたが、community healthの概念に基づく、健康増進や健康づくりのための公衆衛生看護活動が新たに構築されている。国家資格による保健師の活動として、公衆衛生の先進国である英国が、我が国の行政の保健師の活動によく似た活動を進めていることは、今後、この成果が評価されると考えられる。
これらの東南アジアや英国の保健師の活動はと教育の現状は、我が国の保健師教育と実践活動のあり方に示唆を得た。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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